UnivaPay

インタビュー

株式会社SPIRITS

高品質なプラットフォームを兼ね備えたオンラインスクール事業運営ツール「Tempo」

「Tempo」は高品質なプラットフォームを兼ね備えたオンラインスクール事業運営ツール。自社開発による継続改良の強みだけでなく、SPIRITSが培ってきたマーケティング事業支援のノウハウも織り交ぜて総合的な支援を受けられます。
ただツールを提供して終わりではなく、事業を自立・発展させる総合的なコンサルティングで、事業者と二人三脚での成長を目指す株式会社SPIRITS様に、詳しくお話を伺いました。

CLIENT

株式会社SPIRITS

株式会社SPIRITS

本社

〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目26番9号 ビリーヴ新宿9階

事業内容

Web サイト事業(制作・コンサルティング・運用)/マーケティング事業(企画・コンサルティング・運営補佐)/広告運用代行(リスティング広告・SNS運用)

導入サービス

「UnivaPay」オンラインクレジットカード決済

会社URL

https://spirits-ltd.com/

「現状に満足しない」クライアントの事業へドラマを起こすツールづくり

まずはじめに、SPIRITSの事業概要について教えてください。

株式会社SPIRITS ソフトウェア開発事業部 主任 高岡様(以下、高):SPIRITSでは、企画・コンサルティング・運用補佐といったマーケティング事業、Web制作や運用といったWebサイト事業、LINE等SNSでのステップ配信を行う広告ツールや、オンラインスクール運営機能を搭載した「Tempo(テンポ)」などを自社で制作・運用する開発事業の3つを展開しています。
特に重きを置いているのは、マーケティング事業です。

続いて、SPIRITSの経営理念や指針を教えてください。

高:「現状に満足しない」ことが、SPIRITSの全ての原動力になっています。売上拡大や目標達成はゴールではなく通過点であり、クライアント様の事業にドラマを起こせる会社であることを目指しています。

SPIRITSという社名からも、熱い思いが伝わってくるようです。
それでは、SPIRITSの提供しているオンラインスクール向けサービス「Tempo」についてご説明いただけますか。

高:Tempoは、オンライン学習サービス向け管理ツールです。動画やスライド、テキスト、音声といった教材の作成及び管理、生徒の学習スケジュール管理や振り返り機能の提供、口座の販売管理やセミナー・イベント準備など、オンライン学習サービスを運営するために必要な機能を数多く搭載しています。Tempoの強みは主に2つです。

1つ目は、高品質なプラットフォームであること。当社のサービスは大手企業でも採用いただいており、必要な機能が揃っているのはもちろん、カスタマイズ性の高さや開発スピードの速さが魅力です。

2つ目は、当社の得意とするマーケティング分野のノウハウを活かして、オンライン事業のプロデュース支援を提供できることです。これまでSPIRITSでは、代表の山田を中心に過去5年で500件ほどのオンライン事業をプロデュースしてまいりました。この知識と経験を活かし、オンラインスクール事業全体のプランニングやコンテンツの企画立案、マネタイズ戦略、プロモーション戦略、Webページ制作などクリエイティブ面でのサポートを行えるため、立ち上げから運用まで事業者さまと二人三脚で事業成長を目指すことができます。

単にツールを提供して終わりではなく、オンラインスクール事業成功のために総合的なサポートが受けられるのですね。対象としては、どのような業界・業種を視野に入れているのでしょうか。

高:スキルシェアのサービスを提供している事業者さまをターゲットとしています。新しくオンライン講座を作りたいと考えている方だけでなく、既にオンライン講座はあるけれど、使用している無料・低価格帯のツールに設けられた制限に縛られずオリジナルの機能を作りたいと思っている方のニーズにもお応えできるサービスです。

また、近年は手軽な動画配信サイトやオンラインコンテンツ配信サービスなどが増えてきています。そういった手軽なサービスを利用してみたけれど、思うように形にならず挫折してしまった方、スキルシェアができるマーケットを利用していて充分な集客があり、もっと自分のスキルを多くの人に広めたい・ビジネス自体をもっと成長させたいと思っている方など、オンラインスクール事業者全般が広く「Tempo」の対象です。

具体的な例を挙げると、ダイエットや語学のレッスンを提供したい方、ボイストレーナー、スキンケアのアドバイザーといった業種の方が該当します。

スタートアップから事業拡大を考えている事業者まで「オンラインスクール事業」であれば幅広く対象になるのですね。現状はどのようなステップにいる事業者が多いのでしょうか。

高:「Tempo」には、オンライン講座の作成だけでなく顧客(生徒)管理機能も付属しており、スクールへの応用を想定しています。そのため、これからスキルシェアを始める方向けというよりは、既にスキルシェア事業を持っていて、そこからスキルを活かした指導やスキルそのものの指南といったオンラインスクールへ発展させたいと考えている方が中心です。SNSでスモールインフルエンサーとしてお客様を獲得されているような方も多いですね。

スキルシェア自体はある程度実績があり、そこから更にスクールまで事業を拡大させたいと考えている事業者にとっては、「Tempo」が大きなサポートをしてくれることになるのですね。カスタマイズ性の高さやコンサルティングによるサポートは、確かにマーケット型のサービスや無料ツールではなかなか得られません。

高:そうですね。当社のツールをご利用いただいている事業者さまも、ご自身のスキルやサービスに対するこだわりを強くお持ちの方が多いです。当社のサービスはカスタマイズ性が高いので、そういったこだわりをデザインに反映させやすいという特徴があります。そのため、思いを持ってオンラインスクールを運用したい方におすすめです。

「マーケティングを回せる組織づくり」を目指すプロダクト設計

オンラインスクール事業にとって、「Tempo」は最適なツールといえそうですね。そんな「Tempo」をはじめとする様々な事業を展開するにあたって、SPIRITSはどのように発展してこられたのでしょうか。

高:当社の代表である山田は、本当にマーケティングという事業が好きなんです。その熱意を中心に事業も少しずつ広がってきたというところはあると思います。そんな背景もあり、当社は「マーケティング事業」そのものより「マーケティング事業を回す組織づくり」を得意としています。これから拡大を目指すチームや会社のコンサルティングをするにあたり、その組織内でマーケティング事業ができる人材を育成していくことに注力してきたことが、当社自体の拡大にも繋がってきたのかなと思います。オンラインスクール事業であれば、いちからスクールを立ち上げた後に「スクールの中で講師を育てていける組織」作りの支援を行ったり、個人から法人化してから事業拡大するまでの過程をサポートしたりといったことが、当社の役割になります。

なるほど。確かに、マーケティング部門や担当者がいる=会社のシステムとしてマーケティング事業を上手く回せている、というわけではありませんね。

高:当社ではそのような面も含めて、事業者さまのサポートを行っています。

SPIRITSの支援により発展する事業者がいる一方、ここ数年の社会情勢によって多くの事業者・業界が変化を余儀なくされました。SPIRITSにとっても何か変化はありましたか。

高:はい。今はオンライン市場がとても伸びていて、同時にオンライン講座のサービスも増加しています。それによって、オンライン講座を受けるユーザーさまの層がどんどん拡大してきています。また、元々スキルシェア型のサービスをやっていなかった企業が業界進出しているなど、手軽にオンライン講座を作れるツールが本当に多くなったなぁといった印象です。

ただ、その中でどれだけのスキルシェアサービスが実際に事業として成り立っているのかというと、ごくわずかなのが現状です。例えば、利用者が300万人くらいいる大手マーケットであれば、そのうち10万円以上稼げている上位層は4%程度と言われています。スキルシェアをしている方のほとんどが、お小遣い程度・副業に留まっているのです。

当社としては、そういった市場にスタートアップで参入した場合でも、お小遣い稼ぎや副業としてではなくフリーランスとして活躍できる方を増やしていくようなご支援ができたらいいなと思っています。

とにかく誰でも手軽にコンテンツを作れるサービスだけを使っていると、もっと多くの人にスキルを広めるというのが難しい、それらのサービスではオンラインスクール事業を成り立たせるのが難しい、という課題があるのかなと思います。

おっしゃる通り、今や誰もが手軽にオンラインで事業を始められるようになった一方で、母数が増えたために生き残り競争が激しくなっていますね。けれど、その分「Tempo」の需要も広がっていきそうです。

高:そうですね。当社の場合、事業者さまが最初からこのツールだけを導入する、という状況を想定してはいません。当社がマーケティング事業をご支援していく中で、「Tempo」のようなツール導入を提案していくという形でやっています。また、「Tempo」自体もまだまだ立ち上げの事業なため、これから外に向けて発信していく段階です。

コロナ禍で市場自体が大きくなってきていますから、サービスの伸びしろも充分にありそうですね。

高:はい。これからはtoC向けにもシェアを広げていきたいと考えています。

当社のサービス「UnivaPay」も、「Tempo」と連携しています。導入していただいたことで、どのような変化がありましたか。

高:決済機能がついたことによりtoC向けの拡大自体が可能になったというのが、UnivaPayを導入してからの大きな変化です。お客様の事業スタイルに合わせてどのように決済申請を進めていくとよいのかを、いつも担当の方にご相談させていただいています。いつも丁寧にアドバイスいただき本当に感謝しております。機能面だけでなく、こういった申請まわりのサポートがあってこそtoC向けの決済導入が実現しています。

ありがとうございます。今後の展開でもご活用いただけるよう、改良を続けてまいります。

toBだけでなくtoC向けの拡大を狙う「Tempo」

toC向けにも拡大を目指す「Tempo」は、今後の発展にあたってどのような課題があるのでしょうか。

高:現在は、「Tempo」の導入実績を増やすという課題があります。目標や売上といった面に限らず、導入実績を獲得していくことがお客様の生の声を伺う機会の獲得にも繋がるからです。

今、「Tempo」にはスクール事業に必須であろう機能はひと通り搭載していますが、当社は提供しているツールを実際に運用していただいて安定稼働することがサービスの命だと考えているので、使っていただきながら改良するサイクルを作る必要があります。ですが、このために必要なお客様の声や実例がまだまだ少ない、というのが現状です。

立ち上げ時期ならではの悩みですね。一方で、これから「Tempo」を導入する事業者の方々の声をしっかり反映していきたいという思いが伝わってきます。
これから先、「Tempo」はどんな進化を遂げるのでしょうか。

高:先ほど、高品質なプラットフォームが当社の強みだとお話ししましたが、これから更に品質を向上させていきたいと思っています。「Tempo」が色んなオンラインスクールの形態に対応できるよう、カスタマイズ性を高めていきたいです。

開発スピードについても、現状は3週間〜1か月ほどのサイクルなのですが、これを目標としては3日〜1週間程度まで、どこまで早められるかというのを視野に入れて改善していきたいです。

機能そのものについても、教材改善をしていけるような機能や、立ち上げたオンラインスクールのサービス自体を良くしていくような機能を追加していきたいと考えています。具体的には、教材のデータベース化、講師と生徒がコミュニケーションを取れる機能、講師の講習を管理できる機能などを想定しています。

盛りだくさんですね。こういったブラッシュアップが可能なのは、「Tempo」がSPIRITSの自社開発で生まれたサービスだからこそだと感じます。
今後も「Tempo」の発展には注目です。