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コラム
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アルコール濃度を知ろう

※本記事は2020年に書かれたものです。

はじめに

飲食店再開に伴い、店舗や建物入り口にアルコール消毒を置くことが今や普通になっています。

しかし多くの店舗で半ば儀式的に設置しているだけで、コロナウイルスには効果の薄い、あるいはまったくないものを使用している例も多いです。

実際に使用して効果のあるものは一体どういうものなのでしょうか。

アルコール消毒のメカニズム

簡単に言うとアルコール成分はウイルスの細胞膜を破壊したり、ウイルス生存に必須な蛋白を破壊する効果があるためです。

ウイルスの体を破壊し、栄養素を流出させて餓死したり、高濃度のアルコールではさらに体に直接の大ダメージを与えて死亡させます。

アルコール消毒の過信は危険

アルコールが殺菌に効果があるというのは、古代から知られています。

ただ、適切な効果を知らず、とりあえずアルコールでコロナ対策している現状では、多くの人が占いを信じていた大昔の人と同じとも言えます。

よく「高濃度の酒やエタノールそのものを使えばいいのでは」という人もいますが、実はこれらは殺菌作用が限られてくるのです。

多くの市販のアルコール殺菌剤は、アルコールと水以外の成分も含んでいることが多く、他の成分がアルコールの効果を高めることで、即効性や強力な効果を発揮できます。

アルコール濃度80%以上の消毒剤がない理由

にわかに信じがたいが、アルコールは濃度が高いほど効果があるというのは間違いなようです。

実は80%以上だと効果が一気に減退するそう。

80%以上の濃度では、細胞膜やエンベロープなど、ウイルス等の外壁の破壊が緩やかになり、ウイルスが死滅しにくくなり、ウイルスや細菌は高濃度では殺効果が減退されます。

また70%でも死滅まで数分以内であり、一瞬でウイルスが即死するということはないようです。

コロナウイルスはエンベロープという膜がある種で、この種は幸いなことに濃度40%程度でも死滅するアルコールが効きやすいウイルス種に属しますが、コロナウイルスに対する各研究機関やWHOが推奨するアルコール濃度は高濃度。おおむね60%~80%前後で最も効果を発揮すると広報しています。

他の濃度ではどうかというと、効果が限られています。アルコール濃度8%未満では細菌やウイルスを死滅させることはできませんが、活動を減退させられます。

20%未満だと、30分で死ぬこともあれば48時間でも死なないこともあり、殺菌・殺ウイルスとしては効果があまり期待できません。

そのため、多くのアルコール消毒剤は効果が最もあるとされる40~70%が主流。また酒税対策やエタノール(アルコール)の殺菌効果促進のための様々な薬品も混ぜられて販売されています。

何を選択すればいいか

今回はアルコール消毒液にスポットを当てていますが、現代ではアルコール以外の方法でウイルスに対抗する薬品も多数あります。

一方で詐欺的な表記で効果がありそうにうたうものもあります。特にアルコール濃度は高ければいいとか、ただアルコールを薄めればいいわけではありません。

詐欺ではないが、消毒剤という表記も、静菌作用のことを指していて、ウイルスや細菌を殺すことを狙っていないものもあるのです。

単純に製品名やアルコール濃度の大小だけで効果がある、ないを見ることはできないため、効果がありそうなものより、SARSなどの時代から効果が確認されている製品や販売元を選ぶ、あるいは相乗効果のある薬剤や記載を調べてから購入することをお勧めしたいです。

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